嬉しいけれど胃が痛い……夏休みの「孫・子どもの帰省」で財布がピンチになる前に!60代主婦の賢い『おもてなし引き算術』
みなさん、こんにちは。あんずです。
7月も終盤に入り、カレンダーをめくればもうすぐ8月、そしてあっという間に8月のお盆シーズンがやってきますね。
この時期になると、同世代の友人たちとの間で必ず持ち上がるのが、こんな話題です。
「夏休みに、東京にいる子ども夫婦が孫を連れて帰ってくるのよ」
「久しぶりにみんなの顔が見られるのは本当に嬉しいけれど……正直、お金のことを考えると今から胃が痛くなっちゃう」
そう、世間でよく耳にする「孫破産」という言葉。決して他人事ではありませんよね。
新幹線の交通費を一部出してあげたり、毎日の外食代、特別なごちそうの準備、テーマパークへの連れ出し、そしてお小遣い……。たった数日間の滞在で、1ヶ月分の生活費がパッと吹き飛んでしまうなんてこともザラにあります。
「せっかく帰ってくるんだから、ケチケチして嫌われたくない」
「現役で働いているんだから、これくらい見栄を張らなきゃ」
そうやって、自分の家計(命金)をすり減らしながら無理なおもてなしを続けている方、本当に多いのではないでしょうか。
今回は、生命保険の営業として数多くのご家庭のリアルな家計簿を見てきたプロの目線、そして社会人の娘を持つ一人の母親としての本音から、お互いが絶対に疲れない「夏の帰省の引き算術」をお届けします。
1. 営業のプロは知っている:「特別感」という見栄の特約は、家計を壊す原因
「老後が不安だから、念のためこの高い特約もつけておこう」
「子どもたちに良い格好をしたいから、今回の帰省は全部私がお金を払おう」
これらはすべて、根っこにあるのは「不安」や「見栄」という感情です。
でも、冷静にルールの裏を読んでみてください。私たちが必死に働いて得たお金は有限です。子どもや孫に「すごいおばあちゃん」と思われたい一瞬の満足感のために、その後の自分の生活が苦しくなったり、将来の年金生活の貯蓄が削られたりするのは、本末転倒だと思いませんか?
かつて私は、生命保険会社で「支部長」という責任ある立場にいましたが、最終的には組織の上の都合で、職を降ろされるように仕向けられたという苦い経験があります。あの時、組織のルール(見栄や肩書)にしがみつくことの虚しさを身をもって知りました。
誰かのために無理をして自分をすり減らすおもてなしは、いつか必ず破綻します。大切なのは、自分の家計のハンドルは自分で握り、最初から「ここまでしか出せない」という枠(ルール)をキッチリ作っておくことなのです。
2. 失敗から学んだ本質:子ども世代が本当に求めているのは「高い箱(ごちそう)」ではない
「せっかくのお盆なんだから、高いお寿司をとらなきゃ」
もしそんな風に焦って、お財布の紐を無理に緩めそうになったら、私のKindle出版での大失敗の話を思い出してください(笑)。
私は年金生活を前に、「自分で稼ぐ力をつけたい!」と必死に2冊のKindle本を出版しました。結果は、収益「ゼロ」。
世間の「これなら簡単に売れる!」という甘い言葉を信じて、外側の体裁(箱)ばかりを気にして中身が伴っていなかった、高い勉強代となりました。
でも、この失敗から気づいたのです。本当に価値があるのは、他人が用意した「立派な箱」にお金を払うことではなく、等身大の自分で工夫するプロセスそのものだと。
帰省も全く同じです。
都会から帰ってくる子ども世代が、実家に本当に求めているものは何でしょうか?高いホテルのようなおもてなしや、高級なお寿司ではありません。
日々の仕事や育児に追われる中で、実家に帰ったときくらいは「実家の冷蔵庫を勝手に開けて、お茶を飲んでゴロゴロしたい」「お母さんと、何でもない世間話をして笑い合いたい」という、実家ならではの「安心感」と「居心地の良さ」のはずです。
あなたが汗だくになってごちそうを準備し、お金の心配でピリピリしている姿を見ることほど、子どもたちにとって居心地の悪いことはありません。他人が作った「立派なおもてなし」の常識に、大切なお金を注ぎ込むのはもう引き算していきましょう。
3. 現役プロが提案する、夏休みの「おもてなし引き算・3つの防衛策」
「外食」を引き算して、「手巻き寿司パーティー」にする:
大人数でファミレスや回転寿司に行くだけで、お会計はあっという間に1万円超え。それなら、スーパーでお刺身のパックと酢飯、のりを用意して、家で手巻き寿司にする方がよっぽど安上がりで、孫も大喜びします。キッチンで火を使う必要もないので、夏の地獄の暑さからも解放されますよ(笑)。
「お金の負担」を引き算して、最初から役割分担を決める:
子どもから「今度帰るね」と連絡があったら、スマホ(iPhone)でスケジュールを確認しつつ、「ご飯のおかず、1日分は何か買ってきてくれたら嬉しいな!」と笑顔で甘えてしまいましょう。自立した大人同士、親がすべてを抱え込む必要は一切ありません。
「特別なレジャー」を引き算して、「家での大人の自由研究」にする:
高いテーマパークに行かなくても、子どもにとっては「おばあちゃんの家」そのものが特別なおもちゃ箱です。Windows 10のパソコンで一緒に昔の写真や動画を見たり、娘も交えてみんなでたわいもないお喋りをしながら、近所のスーパーのアイスを食べる。その時間が、将来、孫の心に一番残る「夏の思い出」になります。
最後に:無理のない笑顔が、家族にとって一番の宝物
私の人生の師匠だと思っていた方が亡くなっていたことを後から知った時、「明日何が起こるか分からないからこそ、今ある普通の日常や、家族との時間を一番大切にしよう」と心に決めました。
お盆の帰省は、イベントではありません。大切な家族が、ただいま、とお家に帰ってくる大切な日常の延長線です。
見栄を張って高いお金を使い、後で一人になって給与明細や通帳を見てため息をつくのは、もう終わりにしましょう。
お金を引き算して、代わりにたくさんの「笑顔」と「心のゆとり」を足し算すること。
それこそが、60代からのスマートで愛されるおばあちゃん、お母さんの生き方です。
今年の夏は、今からしっかり心の引き算をして、娘と一緒にお迎えの準備をのんびり進めようと思います。
これからも、私の波乱万丈な失敗談から見つけた「本当に賢い資産防衛の知恵」を本音でお届けしていきます。一緒に、大切な暮らしを守っていきましょう!



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