「親の役目はもうおしまい?」社会人の娘を持つ60代主婦の私が見つけた、お互いが一番心地よい『大人の親子ディスタンス』
娘が社会人になった今。ふと訪れたキッチンの静けさの中で
みなさん、こんにちは。あんずです。
7月も終盤に入り、いよいよ本格的な夏がすぐそこまで来ていますね。
突然ですが、子育て中のみなさん、あるいは私と同じようにすでに子どもが自立されたみなさん、最近お子さんとの距離感はどうですか?
振り返れば、幼稚園教諭から始まり、不動産営業、ローンの決済、そして生命保険の最前線で走り続けてきた23年間。私の現役時代は、まさに目が回るような忙しさの連続でした。
平日はお客様の人生設計のために全力で働き、家に帰れば「母親」として、娘のためにご飯を作り、洗濯物を回し、宿題を見て……。当時は「早く自分の時間が欲しい」「1人でゆっくりお茶を飲みたい」なんて、贅沢なため息をついていたものです。
それが今や、娘も立派な社会人。自分の足でしっかりと自分の人生を歩み始めています。
ふと気づけば、あれだけ騒がしかった家の中はすっかり静かになり、夕食の支度も2人分をのんびり作るだけ。「親としての大きな責任」は、見事なまでにすっきりと引き算されました。
でも、この「子離れ」の時期を迎えたとき、同世代の友人たちからはこんな寂しそうな本音をよく耳にします。
「子どもが自立してしまって、なんだか心にぽっかり穴が空いたみたい」
「趣味もないし、これから何を楽しみに生きていけばいいのか分からない……」
今回は、がんばりすぎていた「母親業」を引き算し、お互いが1人の大人として一番心地よくいられる『大人の親子ディスタンス』の作り方をお届けします。
1. 契約のプロが見直した関係性:子どもを「心配」する特約は、もう解約していい
生命保険の営業を23年続けてきて、本当に多くのお母様方の相談に乗ってきました。そこで気づいたのは、子どもがいくつになっても「あれこれ先回りして心配という名の特約(お世話)」をつけ続けてしまうお母さんがとても多い、ということです。
「ちゃんとご飯を食べているかしら」
「仕事で理不尽な目に遭っていないかしら」
親としての愛があるからこその心配ですが、これ、実はルールの裏を返せば、子どもの「自立する力」をちょっぴり信用しきれていないということでもあるのです。
かつて私は、生命保険会社で「支部長」という役職を必死に全うしていましたが、最終的には組織の上の都合で、その職を降ろされるように仕向けられたという苦い経験があります。あのとき、理不尽な組織のルールに傷つきながらも、私は自分の足で立ち上がり、また新しい一歩を踏み出しました。
そして、その私の背中を一番近くで見ていたのが、他でもない私の娘です。
子どもは、親が思うよりもずっと強い生き物です。親が人生の荒波を乗り越えていく姿を見て、彼らもまた、自分の人生のハンドルを自分で握る強さを学んでいます。
だからこそ、60代になった私たちは、もう「過度な心配」という重い特約はすっきりと解約していいはずなのです。
2. 失敗から学んだ本質:他人のために自分をすり減らす毎日は、もう引き算
「これからは、娘のために生きるのではなく、自分のために時間とお金を使おう」
そう決意したとき、私は老後の暮らしへの焦りもあって、世間のブームに流されるように高額なスクールを検討し、独学で2冊のKindle出版に挑戦しました。結果は、見事なまでに収益「ゼロ」。
世間の甘い言葉に踊らされ、外側の体裁ばかりを気にして中身が伴っていなかった、本当に苦い失敗でした。
でも、この失敗を経験したとき、社会人の娘は私をバカにすることなんて一切せず、「お母さん、すごい挑戦したじゃん!次は何するの?」と、1人の大人として私のチャレンジを面白がって、応援してくれたのです。
そのとき、ストンと腑に落ちました。
娘が私に求めているのは、「娘のために自分をすり減らして尽くしてくれるお母さん」ではなく、「自分の人生を主役として、失敗しながらも楽しそうに生きているお母さんの姿」なんだ、と。
他人が作った「理想の母親像」という箱に自分を当てはめるのは、もう終わりにしましょう。お互いが自立した1人の大人として、心地よい距離(ディスタンス)を保つことこそが、これからの最高の親子関係のルールなのです。
3. 現役プロが実践する、これからの「大人の親子ルール・3つの引き算」
お互いの生活を尊重しつつ、毎日を笑顔で満たすために、我が家で実践している引き算ポイントを3つ共有しますね。
「先回りの口出し」を引き算して、「見守る笑顔」にする:
娘の仕事やプライベートの選択に、つい口を出したくなったら一呼吸。「23年、色んな修羅場をくぐってきた私の子なんだから大丈夫」とスマホ(iPhone)の画面でも眺めて、笑顔で見守りましょう。困ったときにだけ「お惣菜パーティーでもする?」と逃げ道を作ってあげるのが、大人のスマートなおもてなしです。
「母親業」を引き算して、「大人の自由研究(ブログ)」に没頭する:
夕食の支度を終えた後の静かな時間は、寂しがる代わりに、Windows 10のパソコンを開く最高のチャンスです。
私がこれまでの人生で汗水垂らして学んできた知識や、Kindleでの悔しい失敗談を、こうしてブログのストックとして形にしていく。その姿を見て、娘も「お母さん、また怪しい広告の裏読み書いてる(笑)」と、一目置いてくれるようになります。
「高いレジャー」を引き算して、「おうちカフェ」の時間を足し算する:
無理をして高いレストランに行かなくても、涼しい我が家で、娘とお気に入りの美味しいお茶を淹れて、たわいもない世間話や仕事の裏話(笑)をしながらゲラゲラ笑い合う。この何気ない日常の1コマこそが、お金には変えられない、これからの私たちにとっての一番のリターンです。
最後に:これからは、自分が主役の人生を楽しもう
家族のために、子どものために、自分の時間を引き算して全力で駆け抜けてきた現役時代は、もう立派に卒業です。
60代、人生の後半戦。
これからはお財布の紐は賢く締めつつも、心はどこまでも身軽に。自分のワクワクのハンドルは、自分でしっかり握って進んでいきましょう。
この夏は、娘と心地よい距離感を保ちながら、この大切なブログという「我が家」を一歩一歩、自分のペースで育てていこうと思います。
他人の作ったルールや寂しさに踊らされず、自分の足で、賢く豊かに手元にお金と笑顔を残していく。そんな大人の生き方を、これからも本音でお届けしていきますね。一緒に、これからの人生を主役として楽しんでいきましょう!



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