銀行の窓口で「新NISA」を勧められたらちょっと待って!営業のプロが絶対に騙されない『手数料の特約』
世間のブームに焦る心。窓口の優しいお姉さんの笑顔のウラ側
みなさん、こんにちは。あんずです。
ここ最近、ニュースや雑誌、ネットを開けば、どこもかしこも「新NISA(少額投資非課税制度)」の話題で持ちきりですね。
「これからの時代、国に頼らず自分で資産運用をしなきゃ老後が危ない」
「今すぐ始めないと、周りの人たちに置いていかれて大損してしまうかも……」
60代を迎え、これからの年金生活や手元のお金の守り方に漠然とした不安を抱えていると、こうした世間の大ブームを耳にするたびに、なんだか焦るような、急かされるような気持ちになってしまいますよね。
「よく分からないけれど、とりあえずいつも使っている銀行の窓口に行って相談してみようかしら」
もしそんな風に思って、銀行や大手証券会社の綺麗な店舗へ足を運ぼうとしている方がいたら、ちょっと待ってください!
幼稚園教諭から始まり、不動産営業、ローンの決済、そして生命保険の最前線まで、23年以上「あらゆる契約と営業の現場」を歩んできた私から見ると、あの銀行の窓口で繰り広げられる「初心者向けの優しい投資相談」には、私たちの手元に残るはずの利益をごっそり削り取る、巧妙なビジネスのルールが隠されています。
今回は、新NISAブームのウラ側と、プロが実践する「本当に損をしないための投資の引き算」をお届けします。
1. 営業のプロは見抜く:「あなたのため」に勧めてくる商品が、一番危険な理由
銀行の窓口に行くと、とても清潔感のある、親切で優しいお姉さんが「あんずさんのこれからの将来のために、一番安心なプランをご案内しますね」と、丁寧に分かりやすいパンフレットを広げてくれます。
でも、ちょっとだけ冷静にルールの裏を読んでみてください。
生命保険の営業を23年続けてきたからこそ、私は営業組織の「ノルマと仕組み」を嫌というほど知っています。
銀行や証券会社の窓口にいるお姉さんたちは、ボランティアで私たちの相談に乗っているのではありません。彼女たちには、組織の上から課された「今月は、この投資信託を〇千万円分、売りなさい」という絶対的な営業ノルマがあるのです。
彼女たちが「これがいま一番人気で安心ですよ」と満面の笑みで勧めてくる商品は、決して「あなたにとって一番得する商品」ではありません。「銀行側にとって、一番手数料(儲け)が高い商品」なのです。
新NISA自体は、利益に税金がかからない素晴らしい制度です。ですが、窓口で勧められるがままに「購入時手数料が3%」とか「毎年の管理費用(信託報酬)が1.5%」といった高いコストの投資信託を契約させられてしまったら、せっかくの非課税のメリットなんて、すべて銀行への「お駄賃(手数料)」として消えてしまいます。保険の複雑な特約と同じで、私たちは「安心」という言葉を買わされて、知らず知らずのうちに高いコストを支払わされているのです。
2. 失敗から学んだ本質:他人に丸投げした「安心の箱」に、本物のリターンはない
今の仕事に少し疲れていたり、将来の収入に不安を感じていたりすると、私たちはつい「お金のプロである銀行に全部お任せすれば、一番手堅く老後資金を増やしてくれるんじゃないか」と、外側のシステムに頼りたくなってしまいます。
実は私、かつて老後の足しにと焦るあまり、世間の「誰でも簡単に稼げる!」という甘い言葉に流されて、2冊のKindle出版に挑戦したことがあります。
私の豊富な営業キャリアを詰め込んで必死に形にしましたが、結果は収益「ゼロ」。現実はそんなに甘くありませんでした。
かつて生命保険会社で「支部長」という責任ある役職を任されていた時もそうでした。最終的には組織の上の都合の良いように、職を降ろされるように仕向けられていたという経験があります。
国や組織、そして銀行という大きなビジネスの側は、常に「自分たちが一番儲かり、損をしないルール」を裏でガチガチに作っているものです。
他人が用意した「窓口のおすすめ商品」という箱にお金を丸投げして乗っかるだけでは、本当の資産防衛はできません。
大切なのは、他人の優しい言葉に依存するのをやめて、自分でコントロールできる「一番シンプルでコストのかからない方法」を自ら選ぶことなのです。
3. 弱った資産を守り抜く「3つの大人の新NISA引き算術」
ブームに煽られて、銀行の窓口でハンコを押して大損をしないために、私が大切にしているチェックポイントを3つ共有します。
「窓口」を引き算して、「ネット証券」という選択肢を持つ:
新NISAを始めるなら、絶対に銀行の窓口に行ってはいけません。スマホ(iPhone)やパソコン(Windows 10)を使って、「SBI証券」や「楽天証券」といった大手のネット証券で自分で口座を開くのが鉄則です。人件費がかからないネット証券なら、購入時の手数料は「ゼロ(無料)」、毎年の管理費用も窓口の10分の1以下の、極限までコストを引き算した本物の優良商品(インデックスファンド)を自分で選ぶことができます。
「毎年の手数料」の文字を画面で指差し確認する:
もし投資信託を選ぶなら、パンフレットや画面の隅にある「信託報酬(管理費用)」という文字を必ずチェックしてください。ここが「年0.1%前後」のものだけが、私たちが選ぶべき本物です。「年1%以上」と書かれているものは、中身がどんなに立派に見えても、銀行にお金を貢ぐための罠だと思ってスルーしましょう。
「何もしない」という一番手堅い防衛策にも立ち返る:
「新NISAをやらないと置いていかれる!」と夜も眠れないくらい焦るくらいなら、いっそのこと「新NISAなんてやらない」と決めてしまうのも立派な引き算です。
これまで汗水垂らして働いて守ってきたあなたの大切な「命金(いのちがね)」は、ただ銀行の定期預金に置いておくだけでも、1円も減らないという強力な安心感があります。他人の作った投資のブームに無理に乗っかる必要は、これっぽっちもありません。
最後に:自分の家計のハンドルは、誰にも渡さない
年齢を重ねて、これからの暮らしや資産を守りたいと思うのは当然のことです。
でも、その大切な資産のハンドルを、銀行の窓口のお姉さんの優しい笑顔(営業トーク)に明け渡してはいけません。
本当に大切なのは、誰かが用意した「おすすめ商品」に大金を払うことではなく、自分の知識でルールの裏を読み、不要なコストを賢く削ぎ落としていくこと。
この夏は、怪しいブームの窓口に並ぶ代わりに、エアコンの効いた涼しい我が家で、娘と冷たい麦茶でも飲みながら、「世間のブームの裏側には、こういう手数料の仕組みがあるのよ」なんて、私のこれまでの失敗談を交えて楽しくお喋りする。その時間こそが、私にとって一番のリターンであり、最高の資産防衛です。
これからも、私の23年の営業知識と、たくさんの失敗から学んだ「本当のお金の知恵」を本音でお届けしていきます。他人のルールに踊らされず、自分たちの手で、賢く豊かに手元にお金を残していきましょう!



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