あんずの「裏読み」暮らし帖 15

 

「60代からのリスキリング!」スマホで始めるオンライン習い事。◯◯◯◯アカデミーで学校営業をしてきた私が見た『継続率のリアル』

つながりを求める心に忍び寄る「大人の習い事ブーム」のウラ側

みなさん、こんにちは。あんずです。

夏休みの計画を立てたり、これからの時間の使い方を考えたりする季節になりましたね。

年齢を重ねるにつれて、私たちの間でよく話題にのぼるのが「老後のボケ防止」や「社会との繋がり」についてです。

「定年を迎えて家にこもりがちになると、一気に老け込んでしまいそう」

「やっぱりいくつになっても、人と会話をして、社会と繋がっている実感が欲しいよね」

これ、本当にその通りだと思います。新しいことを学び、誰かと新しい会話を楽しむことは、脳にとっても心にとっても最高の栄養です。私自身、働くことが若干趣味のようなところがあるので、常に「何か新しいワクワクを見つけたい!」という気持ちがエネルギーになっています。

そんな私たちの「学びたい、繋がりたい」という前向きな心に寄り添うかのように、ネットやSNSでは今、こんな広告があふれています。

「60代からのリスキリング!スマホ1台で始める大人のオンライン英会話」

「今こそ資格取得!シニア向け学び直しの充実サポートコース」

社会との繋がりが持てて、自分を高められるなんて、一見すると素晴らしい自己投資に思えますよね。

でも、ちょっと待ってください!

実は私、生命保険の世界に飛び込む前、まさにその社会人教育(◯◯◯◯アカデミー)の現場で「学校営業」を担当していたことがあります。

売る側の手の内と、受講生の「厳しいリアル」を最前線で見てきた私だからこそ言える、大人の習い事ビジネスの『契約の罠』について、本音でお話しさせていただきますね。

1. 学校営業のプロが見ていた現実:入会が「ゴール」になっているシステムのウラ

「新しいことを始めれば、私の生活はガラリと変わるかもしれない」

体験レッスンの画面を見ながら、期待に胸を膨らませて申し込みボタンをポチッと押す。その瞬間が、受講生にとっては「スタート」です。

しかし、学校営業をしていた私の目線から見ると、ビジネスの構造上、運営会社にとってのゴールは「契約書にサイン(ハンコ)をもらった瞬間」です。

当時の生命保険の営業でもそうでしたが、教育ビジネスの現場でも、「いかに今の生活に不安を感じてもらい、この講座を受ければその不安が解消して輝かしい未来が手に入るか」を演出するトークのロジックがガチガチに組まれています。

「これからの時代、スマホでの英会話くらいできないと社会から置いていかれますよ」「今始めれば、シニア割引特約が適用されます!」といった優しい言葉で、高額な一括ローンや月額サブスクの契約を勧められます。

でも、学校営業をしていた私が一番ショックだったのは、その「継続率の低さ」でした。

「社会と繋がりたい」と高い月謝を払って入会したものの、いざ始まるとオンラインの複雑なシステム(Windows 10の操作やスマホのアプリ設定)についていけず、最初の1ヶ月でログインすらおっくうになり、2ヶ月目には誰とも会話をしないまま「幽霊受講生」になってしまうシニアの方が、本当に、本当にたくさんいらっしゃったのです。

結局、誰とも繋がれないまま、高い授業料の解約特約(違約金)だけが足かせになって口座からお金が引き落とされ続ける……。これでは、何のために始めたのか分かりませんよね。

2. 失敗から学んだ真実:高い「箱(講座)」にお金を払っても、本物の繋がりは買えない

「何万円もする立派なスクールに通えば、自動的にボケ防止になって、素敵な仲間ができるんじゃないか」

もしそんな風に、外側のシステムに依存しそうになったら、私の苦い失敗談を思い出してください(笑)。

私はこれからの老後のためにと焦るあまり、世間の「誰でも簡単に稼げる!」という言葉を信じて、かつて独学で2冊のKindle出版に挑戦しました。私のこれまでの営業キャリアのすべてを詰め込んで必死に形にしましたが、結果は驚くほどの収益「ゼロ」。現実はそんなに甘くありませんでした。

かつて生命保険会社で「支部長」という責任ある職を任されていた時も、最終的には組織の上の都合の良いように、職を降ろされるように仕向けられていたという経験(その時の上司が問題だったと言う理由がありましたが….)があります。

国や組織、そしてこうした習い事のスクールを仕掛けるビジネスの側は、常に「自分たちが一番損をしないルール」を裏で作っています。

他人が用意した「高い講座」にお金を払って乗っかるだけでは、本当の生きがいや繋がりは手に入りません。

大切なのは、誰かのルールでお金を動かすのではなく、自分の頭で考え、自分の手で小さくコントロールできる「居場所」を自ら作っていくことなのです。

3. 営業のプロが教える、お金をかけずに社会と繋がる「3つの引き算学び術」

高い月謝の契約書にサインして後悔する前に、私が大切にしている「大人の学びの引き算ポイント」を3つ共有します。

 注文前に「解約・休会の特約」をスクショする:

もしオンライン講座を試すなら、「いつでもボタン一つで辞められるか」を必ず画面で指差し確認してください。「退会は電話受付のみ(しかも繋がらない)」という特約が隠されているところは、最初から近づかないのが一番の資産防衛です。

 「YouTubeの無料レッスン」のコスパに立ち返る:

高いお金を払って英会話スクールに入らなくても、今の時代、スマホ(iPhone)を開けば、YouTubeで世界最高峰の分かりやすい英会話レッスンや資格の講義が、すべて「無料」で見放題です。まずはここで3ヶ月、自分のペースで独学してみる。それで物足りなくなってからお金を使うのでも、絶対に遅くはありません。

 「ブログという大人の自由研究」で世界と繋がる:

人との会話や社会との繋がりを求めるなら、まさに今あなたが読んでいるこの「ブログ」こそが、最高で最強の習い事です。

パソコン(Windows 10)を広げて、自分のこれまでの人生や失敗談を文字にして発信する。それを読んでくれた日本中の誰かが「参考になった!」「あんずさんのファンになった!」と画面の向こうで繋がっていく。

初期費用はお小遣い程度、脳への刺激はスクールの何倍もあり、リスクはゼロ。これこそが、60代からの最もスマートで、かつリターンが大きい「大人の最高の趣味」だと、私は確信しています。

最後に:自分のワクワクのハンドルは、自分で握る

年齢を重ねて、「ボケたくないな」「社会と繋がっていたいな」と思うのは、あなたが今もなお、人生を現役で楽しもうとしている素晴らしい証拠です。

でも、その素敵なエネルギーを、他人が作った高いだけのシステム(ビジネス)に差し出す必要はこれっぽっちもありません。

本当に大切なのは、他人が用意した「習い事の箱」に大金を払うことではなく、自分の知識と経験を使って、自分の手で新しい居場所を耕していくこと。

この夏は、怪しいオンライン講座のボタンをポチる代わりに、涼しい我が家で、娘と美味しいお茶を飲みながら、「次はブログでどんな裏読みの記事を書こうかしら?」とワクワクしながらパソコンに向かう。その時間こそが、脳を一番イキイキとさせ、これからのあなたを輝かせる「本物の自己投資」になります。

これからも、私の波乱万丈な営業キャリアと、たくさんの失敗から学んだ「本当の資産防衛の知恵」を本音でお届けしていきます。他人のルールに踊らされず、自分たちの手で、賢く豊かに手元にお金を残していきましょう!

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