あんずの「裏読み」暮らし帖 6

 

「飲む日焼け止め」「熱中症対策サプリ」……夏に広がる『健康の不安』にいくら払う?損をしない大人の引き算

その広告、ちょっと待ってください!暑さと一緒にやってくる「不安の罠」

みなさん、こんにちは。あんずです。

いよいよ7月、8月と、うだるような本格的な夏がやってきますね。 

年々、日本の夏は耐え難いほどの酷暑になっていますが、体調を崩されてはいませんか?

60代を迎えた私自身、娘と「今日も外は危険な暑さだね」と声を掛け合いながら、水分補給や室温管理に人一倍気をつかう季節になりました。

そんな中、YouTubeやインスタグラム、ネットのニュースを見ていると、私たちの「健康への不安」をツンツンと刺激してくるような広告を頻繁に見かけませんか?

「60代からの熱中症対策に!水に溶かすだけの特製高級ミネラルパウダー」

「もう日傘はいらない!?飲むだけで紫外線から肌を守る最新の美白サプリ」

テレビのニュースで「今日も猛暑日です、熱中症に厳重に警戒してください」と連日流され、自分の体力にも少し自信がなくなってきている時、こうした広告を見ると「やっぱり、こういう高いものを買ってでも対策しなきゃダメかしら……」と、つい心が揺らいでしまいますよね。

でも、ちょっと待ってください!

生命保険の営業を23年続け、「万が一の不安」をどう保障に変えるか、そして販売側の都合でどれだけ「不要な不安」が作られているかを最前線で見続けてきた私から見ると、これらの夏限定の健康サプリ広告には、思わず首を傾げたくなるような『裏側』が見え隠れしています。

今日、損をしないための「不安との付き合い方」を、プロの目線でしっかりとお伝えしますね。

1. 営業のプロは知っている:「不安」を煽るほど、商品は高く売れるという現実

私はこれまで、幼稚園教諭から始まって、不動産営業、ローンの決済、さらには社会人教育(ヒューマンアカデミー)の学校営業まで、多種多様な業界で「営業」という仕事に携わってきました。

これほど多くの現場を渡り歩いて分かった、すべての営業に共通する普遍的な真実が一つあります。それは、「人間は、不安になればなるほど、財布の紐が緩み、高い買い物をしてしまう」ということです。 

生命保険の世界でもそうです。「老後に年金だけでは生活破綻しますよ」「今のうちにこの最新の変額保険や外貨建て保険に入っておかないと大変なことになりますよ」と、ショッキングな未来を見せて不安を煽る勧誘広告が、ネット上には溢れていますよね。

でも、その高い保険のパンフレットの裏側(小さな文字の約款)をめくれば、実際には驚くほど高い手数料が中抜きされていて、本当に得をするのは販売した会社側だけだった……なんてケースがゴロゴロ転がっています。 

夏に溢れる「飲む日焼け止め」や「特殊な熱中症対策水」も、根っこは全く同じです。

私たちの「倒れたらどうしよう」「シミが増えたら嫌だな」という切実な不安を広告で限界まで膨らませて、本来なら数百円の塩飴や普通の麦茶で済む対策を、数千円、数万円の高額なサプリへと化けさせているのです。

2. 過去の「支部長解任」と「Kindleの失敗」から学んだ、足し算より『引き算』の価値

今の仕事をこのまま続けるモチベーションもなくなっているし、年金だけでは生活が厳しい……。どれだけ頑張って稼いでも税金で持っていかれて、貯蓄が増えない……。

そんな切実なお金の悩みを抱えている私だからこそ、断言できます。

お金を貯める、そして自分を守るために本当に必要なのは、怪しい流行を「買い足す」ことではなく、不要なものを「削ぎ落とす(引き算する)」ことです。

実は数年前、私はそれまで必死に守ってきた生保の「支部長」という職を、今思えば上の都合で降ろされるように仕向けられていました。そのドロドロとした悔しさに打ちひしがれていた時、今の会社で「人生の師匠」と仰ぎ、心の支えにしていた方が、実は気づかないうちに亡くなっていたことを後から知ったのです。

あの時の衝撃と深い喪失感は、今でも忘れません。 

でも、その時に痛感したのです。

「誰かが作った組織のルールや、他人の甘い言葉に寄り添って生きるのはもうやめよう。情報は自分の目で裏を読み、納得したものだけを人生に残していこう」と。 

その後、老後の足しになればと焦って挑戦した2冊のKindle出版では、収益ゼロという苦い失敗もしました。でも、その失敗のおかげで、「簡単に、持っているだけで幸せになれる魔法のような商品は、この世に存在しない」という現実を身をもって学ぶことができました。

健康もお金も同じです。不安だからと広告の商品を買い足していくのは、穴の開いたバケツに高い水を注ぎ続けるようなもの。まずは「本当にそれは必要なの?」と裏を読み、引き算することから始めましょう。

3. 夏の不安に流されないための「3つの大人の引き算チェックポイント」

では、私たちが夏の怪しい健康広告に惑わされず、賢くお金と体を守るために、何を基準にすれば良いのでしょうか。22年のプロとしての視点を共有しますね。  

 「消費者庁」や専門機関の注意喚起を検索する:

実は「飲む日焼け止め」という表現は、多くの専門医から「それだけで紫外線は防げない(塗る日焼け止めが必須)」と指摘されています。広告のキラキラした言葉を信じる前に、一度スマホで「商品名 根拠」や「飲む日焼け止め 消費者庁」などと検索して、情報の裏を取る癖をつけましょう。

 「定期縛り」の解約条件をスクショしておく:

「夏の間の3ヶ月だけ試してみよう」と初回500円でポチったサプリが、実は「最低6ヶ月継続が条件(総額3万円)」という特約が隠されている特商法の罠が非常に多いです。購入ボタンを押す前に、解約ルールを必ず確認し、スマホで画面の写真を残しておきましょう。 

 「普通の麦茶と塩飴」のコスパに立ち返る:

熱中症対策に必要なのは、基本的には適切な水分、塩分(糖分)、そして十分な睡眠とエアコンの涼しさです。高額なパウダーやサプリに毎月何千円も払うくらいなら、昔ながらの麦茶を冷やして、娘と楽しくお喋りしながら飲む方が、よっぽど体にも家計にも優しい「最高の健康法」です。

最後に:自分の人生のハンドルは、自分で握る

年金不安や健康不安。これからの人生を考えると、どうしても夜も眠れないほど不安になる瞬間はありますよね。

でも、その恐怖を解消するために、中身のよく分からないネットの契約書にハンコを押したり、高いサプリにお金を払い続けたりする必要はこれっぽっちもありません。

損をしないためには、まずは「本当のところ」を知るのが一番の近道です。

誰かが用意した「不安の罠」に飛び込むのではなく、自分の目で確かめ、納得して、シンプルに生きること。

この夏は、怪しい健康広告に振り回される代わりに、家でしっかりとエアコンを効かせて、YouTubeやインスタで楽しい動画を見ながら、娘と二人で手作りの冷たい麦茶で乾杯しようと思います(笑)。  

これからも、私の波乱万丈なキャリアと失敗談を総動員して、みなさんが損をせず、賢く、納得して豊かさを手に入れるための知恵を本音でお届けしていきますね。

一緒に、賢く守って、手元にお金を残していきましょう!

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